水まわり商品でおなじみのTOTOは、トイレ・浴室など、私たちが毎日暮らしていくなかで欠かせない商品を作っています。しかも、使う期間は長いもので20年から30年以上と家電やクルマよりも長く、毎日何度も使う商品です。「だからこそ、地球環境へ与える影響も大きくなります。『TOTOグローバル環境ビジョン』を策定し、特に『水を大切に』と『温暖化を防ぐ』の2テーマは、事業を通して貢献できると考えています」と、ESG推進部環境商品推進グループの冨岡千花子企画主査。「ガマンせずに快適に暮らしながら、節水・CO2削減につながる技術を追求し、さまざまな環境対応の商品を展開しています」

<「TOTOグローバル環境ビジョン」のなかでも、「水を大切に」「温暖化を防ぐ」は
事業を通して貢献できるテーマと位置づけられています>

家庭からのCO2排出量のうち、水まわりが占める割合は約23%。節水がCO2削減に結びつくことはイメージしにくいのですが、「水を供給・処理するためにエネルギーが使われ、CO2が発生しています。節水することは、CO2削減に大きく貢献することができます」と、冨岡さんは節水の重要性を力説します。特に、削減効果が大きいのはトイレとお風呂。家庭で水が使われるのは、この2カ所で約50%を占めています。
「ガマンする節水は長続きしないので、『知らず知らずのうちに』節水につながる技術を開発し、商品化しています。トイレで使う水は、お客さまご自身ではコントロールできないので、いかに少ない水で効率良く流すことができるかを追求してきました。買い替え時期が来ている20〜30年前の便器は1回あたり13リットル使われていましたが、1994年には10リットルに、2009年からは4.8リットルが主流になっています。この30年で水使用量は3分の1近くに減り、20年前の1994年と比べても半分に減っているんですよ。」(冨岡さん)
最も水使用量の少ないウォシュレット※一体形便器「ネオレスト」は、大洗浄3.8リットル、小洗浄3.3リットルの使用量(床排水の場合)。20〜30年前の便器と比べ、進化したウォシュレットの省エネ機能と併せて、4人家族で年間約20,200円の節約になり、CO2は年間約116kgの削減になります。(ネオレストRHタイプの場合)

<家庭から排出されるCO2のうち、水まわりが占める割合は23%にも!>

出典:温室効果ガスインベントリオフィス:日本の温室効果ガス排出量データ(2011年度)をもとにTOTO算出
「家庭からの二酸化炭素排出量」の「動力他」のうち、「家庭における機器毎の電気使用量(2005年想定値)」記載の温水洗浄便座、食器洗い機の割合を水まわりとした。

<ネオレストRHタイプは、大3.8リットル、小3.3リットルの水使用量(床排水の場合)で、
従来型に比べ年間約116kgのCO2削減に!>

お風呂は水を大量に使うだけでなく、水からお湯にするためのエネルギーが必要となるため、多くのエネルギーを使い、CO2を排出しています。家庭のなかで最もエネルギー消費量が大きいのは給湯で、水まわりでは浴槽とシャワーで80%近くのCO2を排出しているのです。
「日本人はお風呂が大好きですから(笑)、リラックスしたり、気分転換できるお風呂は大切な場所。単純にシャワーや浴槽の水量を減らすと、快適なバスタイムではなくなってしまいます」と、ESG推進部環境商品推進グループの長田明香さん。「お風呂には家族で順番に入るので、追い炊きをしますよね。この追い炊きのエネルギーを節約するために『魔法びん浴槽※』を開発しました。4時間経っても約2.5度しか下がらないので、夜遅くに入るときでも、追い炊きを最小限に抑えられます。年間約3,900円の節約になり、CO2も年間約48kg削減できます」
また、シャワーの節水化も進んでいます。穴の数や大きさを工夫することから始まり、2010年には水に空気を混ぜる技術を採用した「エアイン※シャワー」を発売。従来シャワーに比べて約35%の節水になり、お湯の出し止めが手元でできるボタンを付けた「エアインクリックシャワー」なら、約48%もの節水に!洗面所やキッチンでの水栓は、お湯と水の境目がハッキリとわかりやすい「エコシングル※水栓」、空気を含ませることで節水につながる「水ほうき水栓」など、節水とCO2削減につながる商品を次々と展開しています。
「水まわり商品は毎日使うものですから、小さな工夫の積み重ねが大きなCO2削減になります。お客さまには、お財布にも優しく、環境にも優しい暮らしが、ストレスなくできることをお伝えしています」(長田さん)

<魔法びん浴槽は断熱材と断熱ふろふたで浴槽をしっかりと包み、湯温低下を防ぎます(左)。
/エアインクリックシャワーは、手元にボタンがあるので、こまめにストップして節水&CO2削減!>

これらの環境に配慮した水まわり商品は、現在は省エネ住宅ポイントとしてエコポイント対象となっていますが、エコポイント制度ができた当初は対象ではありませんでした。「どうしても家電やクルマに目がいきがちですが、水まわり商品も環境に配慮した商品を使うとCO2の削減効果は大きくなります。このたび、エコポイント対象となったことで、お客さまにも『節水がCO2削減につながる』ことをより理解していただけるようになりました」と冨岡さん。
「節水がCO2削減につながることをもっと知ってもらうため、冊子などのツールを作成したり、ショールームや出前授業でエコ教室を開いたり、Webでの情報発信にも力を入れています。環境配慮の商品を毎日使うだけでCO2削減になることをアピールし、最新のエコ技術を採用した商品を選んでいただけるようにしたいと思っています」

<節水型トイレ(ネオレストなど)、高断熱浴槽(魔法びん浴槽)、節湯水栓(エコシングル水栓など)が省エネ住宅ポイント対象へ!(左)/節水とCO2削減のつながりについて理解を促進する様々なツールを制作しています>

TOTOのWebサイトでは、私たちがどのくらい水とエネルギーを使い、CO2を排出しているのか、どうすれば削減できるか、具体的にわかるコンテンツ(「水まわりから環境へ」)が用意されています。また、「1分でわかる環境技術」では、エコ技術のしくみや効果がひと目でわかります。
水まわり商品は20年、30年と使うものだけに、選ぶときは環境に対する影響も考慮したいもの。ぜひ購入前にはチェックして、CO2削減に貢献できる商品を探しましょう!
※「ウォシュレット」「魔法びん浴槽」「エアイン」「エコシングル」はTOTO株式会社の登録商標です。


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