戸建住宅や賃貸住宅の建築やリフォーム、商業施設の建築や運営、さらにスポーツクラブやリゾートホテルの運営まで、"人・街・暮らしの価値共創グループ"として、私たちの生活やビジネスに深く関わっている大和ハウスグループ。エネルギー"ゼロ"の住宅・建築・街づくりを目指した商品やサービスを創り出すことで、低炭素社会実現に貢献しています。

エネルギー"ゼロ"の住宅とは、住宅で使うエネルギーを自ら創り出す「エネルギー自給住宅」のこと。風や光など自然を活かしたデザイン、エネルギーを節約する省エネ、太陽光発電でエネルギーを創り出す創エネ、さらにエネルギーを蓄えるリチウムイオン蓄電池を備えた「エネルギー自給住宅」の2020年発売を目指し、開発を進めています。
「2014年から、太陽光発電と、エネルギーを"見える化"した大和ハウスオリジナルのホームエネルギーマネジメントシステム『D-HEMS3』をすべての戸建住宅に搭載し、『SMAEco(スマエコ)』のブランド名で販売しています。D-HEMS3はタブレット端末でエネルギー状況を把握できるだけでなく、空調や玄関ドアなどをリモートコントロールできます。防犯サポートにもなって安心ですし、太陽光発電の売電メリットや見える化による節電でお得、さらに外からの遠隔操作や空調自動コントロールで快適なんですよ」と、技術本部環境部企画・温暖化対策推進グループの新道グループ長。「無理をしてエネルギー"ゼロ"の暮らしをするのではなく、今までよりスマートな暮らしができることをコンセプトにしています」

<いまどのくらいの電力を使っているのか、ひと目でわかる「D-HEMS3」。
エアコンなどのリモート操作もできて、快適です!>

戸建住宅のイメージが強い大和ハウスですが、実は売上高構成の4割弱は商業・事業施設。この商業・事業の環境配慮型施設として開発されたのが「D's SMARTシリーズ」です。先行して導入した自社施設(事務所・工場)での実証が評価され、2年連続で省エネ対象を受賞しています。
「D's SMART OFFICE(事務所)」は、自社ビルを建築・運用して実証実験の場としても活用しています。現在は愛知北ビル、岐阜ビル、富山ビルの3棟。日よけなど室内温度の上昇を抑える壁面緑化や、自然換気システムや太陽光の有効活用など自然の力を活かし、自社の従来建築と比較してCO2排出量を50%以上削減しています(富山ビルは検証中)。「環境配慮型のオフィス建築を検討されているお客様をご案内するなどショールームの役割も担い、実績を上げています。働いている社員からも、オフィス環境が快適で効率が上がると好評なんですよ」(新道グループ長)

<実証実験の場としても活用している「D's SMART OFFICE」の大和ハウス岐阜ビル>

<大和ハウス岐阜ビルでは、空調や照明のエネルギー消費量を削減する「エコボイド」(中)、
太陽光追尾型の採光システム(右)などを採用>

「D's SMART STORE(店舗)」は、京都銀行東長岡支店で銀行店舗としては日本初となるCO2排出量ゼロを実現した店舗が建築されています。自然の力を活かした設計で同規模の従来型店舗より約40%の省エネを実現し、店舗や駐車場の屋根などでの太陽光発電量で残りの使用電力をまかなう計画です。
「D's SMART LOGISTICS(物流施設)」「D's SMART FACTORY(工場)」でも、先進技術を取り入れて省エネを実現し、エネルギー・マネジメント・システムで"見える化"と一元管理を行い、太陽光発電で創エネを行うなど、エネルギー"ゼロ"へ向けた実証実験として自社施設を建築・運用しています。「物流施設も工場にも見学コースを作っています。自社施設でのエネルギー削減ももちろん大切ですが、このD's SMARTシリーズを世の中に普及させることが最大の環境貢献と考え、販売活動を推進しています」(新道グループ長)

<「D's SMART FACTORY」の大和ハウス奈良工場。窓の位置や仕様、屋根形状を工夫することで、自然採光や通風を再再現利用し、省エネで明るい屋内に(左)。屋根に1MWの太陽光発電を設置(中)。
工場エネルギー・マネジメント・システム「FEMS」を導入し、全員参加型でエネルギー最小化を目指す(右)>

住宅や施設の建築にとどまらず、街全体を「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」としてエネルギー"ゼロ"にする事業も進めています。例えば開発面積16,832㎡以上、65区画の「スマ・エコタウン晴美台」(大阪府堺市)では、風の流れを計算して住宅の建設地や向き、さらに公園や緑の配置が設計されています。また、街の集会所ではカーシェアリングが運用されており、D-HEMSで見える化された各家庭の省エネ貢献度のランキングに応じてポイントがたまり、カーシェアリングの利用に使えるなど、楽しみながら環境に配慮した暮らしをすることができる仕組みになっています。
「戸建だけでなく、賃貸住宅、マンション、商業施設まで組み入れた複合的な街の開発もしています。大和ハウスグループは、すべてをワンストップで設計・建築・運用できるのが強みで、自治体から複合開発の相談も来ています。新たな開発や再開発において環境に配慮するのは必須になっていますから、今後も街全体をエネルギー"ゼロ"にする複合的な案件は増えていくと考えています」(新道グループ長)

<「スマ・エコタウン晴美台」は、電線のない美しい街並で、全住戸に太陽光発電システムとD-HEMSを設置。
電気自動車のカーシェアリングも運用しています>

他にも、自社遊休地を活用したメガソーラーや風力発電を展開し、「大和ハウス工業が使う電力相当分以上の再生可能エネルギーによる発電を目指しています。こちらも、自社グループでの実績を踏まえ、自治体や企業様に積極的に提案・普及を進めています」(企画・温暖化対策推進グループの置田主任)
保有する様々な自社施設に先進技術を取り入れ、ショールームとして活用し、実績を積み重ねている大和ハウス工業。エネルギー"ゼロ"の住宅・建築・街づくりが、今後さらに広がっていくのが楽しみです!


大和ハウス工業のFun to Share宣言はこちら

一覧を見る