2014年12月11日(木)から3日間、東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2014」。「Fun to Share」に賛同している自治体や団体も多数出展し、地域の特色や独自の知恵を生かして低炭素社会を目指す提案を展示していました!

秋田県が提案するのは「都市鉱山」の活用です。「都市鉱山」とは、地上に蓄積された工業製品を「鉱山」とみなし、貴金属やレアメタルなど工業製品に使われている資源を積極的に回収し再利用するリサイクルの概念です。電子部品に不可欠なレアメタルなどの資源は輸入に頼っていますが、廃棄されたパソコンや携帯電話からリサイクルすれば、ゴミの山が「大鉱脈」に!秋田県は日本随一の地下資源地域で、培われてきた世界トップクラスの鉱山技術を活用した取組です。さらに、秋田杉などの間伐材や廃棄物を活用した秋田県認定のリサイクル製品も展示されていました。

<秋田県の「都市鉱山」の展示は迫力満点(左)。秋田杉も様々なリサイクル製品に(右)>

四国の様々な環境への取組をネットワークする四国環境パートナーシップオフィスのブースで紹介されていた「うどんまるごと循環プロジェクト」の取組にも注目です。 廃棄うどんから作られたエタノールを燃料としてうどんをゆでたり、肥料として材料の小麦やねぎを育てる循環は、「うどん県」の香川ならではです。
また、森や山に恵まれた地域では、森林の間伐や植林などによるCO2の削減を、買い物などのアクションを通して促進する「カーボン・オフセット」※の取組も盛んで、多くの自治体・団体で事例が紹介されていました。新潟県では、リユースしたワインボトルに特産品の日本酒を詰めて、おしゃれでリーズナブル、そして思わず買いたくなるカーボン・オフセット商品が展示されていました。
※カーボン・オフセット:自らの温室効果ガス排出量のうち、削減努力をしてもどうしても削減できない量の全部又は一部を、他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)する取組のこと。カーボン・オフセット商品を購入することで、地球温暖化対策に貢献できます。

<「うどんまるごと循環プロジェクト」の見事なリサイクルの提案(左)、
新潟県の酒蔵が作ったおしゃれな日本酒のカーボン・オフセット商品(右)>

「環境未来都市」に選定された横浜市の展示で目立ったのは、ワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」用の2人乗り超小型電気自動車。前面の鼻にあたる部分からコードを出して充電する可愛い乗り物です。同市では「横浜スマートシティプロジェクト」など、各種の先進的なまちづくり構想が続々と打ち出されています。
一方、「環境未来都市」に加えて「グリーンアジア国際戦略総合特区」にも選定された北九州市からは、地域企業12社が、明治以来の製鉄の歴史を踏まえた鉄鋼関連をはじめ、様々な省エネ素材や技術を提案しました。

<横浜市の2人乗り超小型電気自動車(左)、北九州市は多数の地元企業が合同出展>

教育機関で人気を集めていたのが、信州大学農学部の演習林の間伐材で作る「マイ箸づくり」ワークショップ。同大は全学でISO14001を取得し、各キャンパスで環境マネジメントシステムを構築、キャンパスでミツバチを飼うなど特色ある取組を展開しています。「マイ箸づくり」の着色にはミツバチの蜜蝋が利用されていました!

<カンナで間伐材を削って作る、信州大学の「マイ箸づくり」ワークショップ>

エコプロダクツ2014で展示されていたFun to Share賛同企業・団体の取組詳細は、今後も企業レポートで紹介して行く予定です。ご期待ください!

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