イギリスの住宅の耐用年数は約70年以上、アメリカでも約40年以上と一般的に言われているなか、日本の住宅の耐用年数はおよそ30年弱。新築から20年経過すれば、中古住宅として建物の価値はなくなると言われています。この数字は高度成長期の時代「スクラップ&ビルド」が当たり前であった日本の風潮をよく表していると言えます。そんな当時の日本の住宅の常識を変えたのが、1972年に創業した旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」です。「ヘーベル」と名付けられた長期耐用に耐えられる建材「軽量気泡コンクリート(ALC)」を採用し、都市部を中心に「丈夫で長持ち」の住宅を提供し続けてきた旭化成ホームズは、1998年に「ロングライフ住宅の実現」を事業戦略ビジョンとして宣言。大量生産&大量消費のライフスタイルからの転換を、住宅面で支えています。

住宅を建て替える時は、解体した住宅から廃材が出て、建築時には木材・コンクリート・鉄・ガラスなど様々な資源・資材を使い、建築作業時にはCO2を排出します。そのため、住宅の耐用年数が長く、建て替えのサイクルが長くなれば、資源の有効活用やCO2削減につながります。

「ロングライフ住宅を実現する当社の事業戦略ビジョンは、環境対策に直結しています」と総務部広報室の帯屋博義室長。「へーベルハウス」では経年劣化の少ない安定した建材・ヘーベルを用いる以外にも、30年目に部材の交換・補修などの集中メンテナンスを行う事で、60年耐用を実現する「ロングライフプログラム」や、きめ細かな点検を定期的に行う「60年点検システム」などで、長期耐用住宅を実現しています。

 

<長期耐用に耐えられる建材「ヘーベル」。「丈夫で長持ち」の源となる建材です。>

 

また、ひとつの家に長く住み続けるためには、快適で暮らしやすく、さらに運用コストも抑える必要があります。「ALCコンクリート・ヘーベルと高性能断熱材ネオマフォームを用いたヘーベルハウスは断熱効果が高いので、効率的な空調管理ができます。また、へーベルハウスではなるべく空調設備に頼らない“しぜんごこちの家”を提案しています。例えば、暑くてすぐにクーラーをつけたくなる家ではなく、風通しを計算して、できるだけ自然の風で涼しく過ごせる家に設計することを目指しています」(帯屋室長) ヘーベルハウスでは独自の住環境シミュレーションシステム「ARIOS(アリオス)」で、設計の段階から「日照」「日射」「通風」「採光」「年間予想光熱費・CO2排出量」を確認できます。また、可能であれば太陽光発電を提案し、初期投資を抑えながら導入できるプランも用意しています。ITや技術の力で、エネルギーをできるだけ使わない自然の恵みを活かす家を実現することができるのです。

 

<“自然の心地よさを楽しみながら暮らす”しぜんごこちの家>

 

<しぜんごこちのくらしや家を提案するコンセプトブック>

 

ヘーベルハウスは、躯体が強く柱や構造壁が少ない為、リフォームのしやすい住宅でもあります。ひとつの家に長く住み続けると起こる「家族構成の変化」「ライフスタイルの変化」に対し、リフォームの制約が少ないので柔軟に対応できます。
実は、ヘーベルハウスは1975年から提案し続けている二世帯住宅の先駆け的存在。「経済的メリットが大きいだけでなく、環境的にもエネルギー消費が少ない二世帯住宅へのリフォームも提案しています」と帯屋室長。「創業以来、すべてのヘーベルハウスのメンテナンス履歴を管理しています。履歴を参照しながら住宅の価値を維持するためのメンテナンスをしていくのはもちろん、リフォームの際にも最適な提案ができるようになっているんですよ」

 

<「すべての履歴は旭化成ホームズの財産」と語る帯屋室長>

 

長期耐用に耐えられる建材を使い、価値を維持するメンテナンスを行ってきたヘーベルハウスは、平均寿命が短い一般の住宅とは異なる査定が必要なため、1999年からヘーベルハウス中古住宅を対象とする独自の売買仲介システム「ストックヘーベルハウス」(旭化成不動産レジデンス)を展開しています。「不動産事業だけでなく、メンテナンスで長くお客様と付き合っていくからこそ、保険やハウスクリーニングなどの付加ビジネスが産まれています。新たなビジネスを産み出すことで、持続的な取組が可能になるのです」(帯屋室長)
今後も、旭化成ホームズではロングライフ住宅実現の事業ビジョンを軸にした低炭素社会に貢献する取組が次々と産まれそうです。ヘーベルハウスの建築現場を見かけたら、長く快適に暮らすための工夫が詰まった環境に優しい住宅ができる…!と、楽しみが増えそうです!

 

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