黒部ダムのほとりにある宇奈月温泉は、開湯90年を迎える富山県内では最大規模の温泉地です。夏には名物のトロッコ電車が走り、美しい黒部峡谷の渓谷美と豊富な湯量を誇る温泉地が、先進的な「エコリゾート」を目指し、「でんき宇奈月プロジェクト」を2009年にスタート。「低炭素型観光地」として世界的なエコ温泉リゾートへ変貌すべく、さまざまな取組を行っています!

 

宇奈月温泉でも、まず取り組んだのが交通手段の変革です。2010年に1人乗り電気自動車と電動アシスト付き自転車の貸出をスタート。2012年には駅や旅館・ホテル、温泉街の主要地をめぐるEVバスの「EMU(エミュー)」が登場し、観光客だけでなく地元の足として定着しました。混雑が緩和したり、利便性が高まったのはもちろん、バス内でおいしいお店や観光スポットの情報交換をするなど、地元の人と観光客の交流の場に!観光客の満足度向上にも、さまざまな面で貢献しています。
また、エネルギーの自給にも力を入れています。小水力発電の実験を行い、発電した電気をEVバスの電力として使用することを目指しています。さらに、再生可能エネルギーとして注目を集める地熱発電にも大きな可能性が!富山県は地下の熱量が国内で北海道に次いで2番目に多く、しかも宇奈月温泉周辺に集中しているとされ、温泉発電の調査を本格的にスタートしました。

もともと宇奈月温泉は、黒部川の電源開発とともに整備され、多くの観光客を集める温泉地に発展してきた歴史があります。再びエネルギーを地産地消するエコリゾートとして魅力を高められるか、宇奈月温泉の挑戦がはじまっています!


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「エネルギーを地産地消することは、宇奈月の美しい環境を守り、宇奈月を世界的なエコリゾートへ導く。地方が輝ける日本へ。」


宇奈月温泉を走るEVバス「EMU(エミュー)」。観光客はもちろん、地元の足として定着!


EVバス「EMU(エミュー)」の車内。地元の人と観光客の交流の場にもなっています。


小川に設置された小水力発電機。将来はEVバスの電力として利用も!

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