遷都1200年の古都・京都。世界的な観光地として知られる京都は、シーズンには多くの観光客が自動車で訪れます。1997年12月、気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)が開かれてから、低炭素社会への積極的な取り組みを続けている京都では、この「クルマ社会」から脱却し、公共交通を活用した新たなライフスタイルを実現する「歩くまち・京都」を目指す戦略を進めています。

その中の取り組みの1つとして、交通利用スタイルの見直しを促す「モビリティー・マネジメント」が進められています。また、観光客については、車から公共交通や自転車に乗り換えて観光を楽しむ「パークアンドライド」の利用を進め、パークアンドライド駐車場を48カ所(ピーク時)用意し、2002年の1700台から2013年には約6000台収容可能にしたとのこと。

更に、ユニークな取り組みとして、公共交通を使って、目的地までの経路や所要時間を調べられる無料のアプリ「歩くまち京都アプリ バス・鉄道の達人」を開発。このアプリは全国初の機能として、バスの運行状況をリアルタイムで把握し、道路事情を考慮して、バスの到着時刻や所要時間を予測して表示することができます。マイカー利用と比較したCO2削減量や消費カロリーも表示されるという優れもので、2013年8月末から運用開始し、約50,000件ダウンロード(14年2月末時点)される人気となっています。

「歩くまち・京都」では「歩く」ことを中心としたまちと暮らしに転換し、車を減らして、低炭素社会づくりに貢献する取り組みを行っています。世界中から観光客が集まる京都で、クルマから人と公共交通優先のまちづくりへ、ライフスタイルの変革を具現化する取り組みが進められています。

「歩くまち京都アプリ バス・鉄道の達人」

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